毒であり 薬である

子供の頃の私は、些細な事でもすぐに傷付く泣き虫で、幼稚園の先生から呆れられていました。

そして他の子と比べて、すぐに泣く、涙を我慢できない ということが、申し訳なくて、恥ずかしくて、悲しくて・・・そんな 気にしい な質の自分がイヤでした。


中学生の頃の私は、きちんとしないと不安 という、余裕の無さがコンプレックスになっていました。

例えば、遅刻するのが不安だったので・・・わざと遅刻をしました(-_-;)
遅刻をしても大丈夫な自分 であることを確認するために、敢えて、きちんと(?) 遅刻しました。


それから、人の気持ちが分かってしまってしんどくなるのも、黙っていれば丸く収まるところで、敢えて余計な一言を言ってしまう あまのじゃくな所も、「自分は社交下手だ・・・( ノД`)…」と、コンプレックスになりました。
友達100人・・・って歌のように、どんな人とも笑顔で仲良くできるのが一番だ、という価値観を大事にしていたので、誰かを嫌ったり、苦手だと思うことはいけないことだと信じてました。


皆と同じではない、皆より扱い辛い、こんないびつさを持つ自分が、なかなか許せませんでした。

でも、すぐに傷付く感受性も、きちんとしたいA型気質も、人の思いに過敏な所も、あまのじゃくさも、今では まぁまぁ 認められるようになりました。

それらの個性が、過去世からの続きであり、今生の目的を達するために不可欠であると、漠然とですが解ったからです。

このいびつさがあるからこそ、自分には価値がある。
このいびつさがあるからこそ、自分の道が解る。

私が自分の道を見つけるための 鍵 だったのだと気付いてから、私は、自分のコンプレックスを受け入れることができるようになりました。


もしご縁あって、今 このブログにお付き合いくださっている方で、コンプレックスに悩んでいらっしゃるとしたら、確かにそれは苦しい毒のようなものですけど、それは本当に素晴らしい薬にもなるものだとお伝えしたいです。

あなたの道を見つけるための形・・・隣のピースに繋がるためのジグソーパズルのでこぼこ のような、あなたの本当の姿を知るための手がかりです。

いびつであってくださいね。