地下鉄の夢

先日見た夢で、ずっと忘れられないものがあります。

私は、どこかに行こうとしていました。
地下鉄に乗る人の流れに添って、私は階段を下りていました。

でも、この流れの先に 自分の行きたい場所は無い、これは違う乗り場に向かっている、と、心がザワザワしていました。

着いたホームに入って来る車輌は、古くて、ブレーキの音も錆がキーキー鳴って、重くて暗い、どことなくもの悲しい雰囲気の漂う佇まいでした。

でも、そのもの悲しさは、どこか懐かしくて・・・
目的地に向かう路線ではないけど、そのまま乗ってしまっても良いかも・・・と感じる自分もいました。

同じような夢を見たときには、流されるままに、その暗くて古くて、重たいけど何となく居心地の良い車輌に乗っていたかも知れません。
それは 私の意識のコントロールを超えて、自動運動のような感じで 行っていたのです。

でも、この時の私は「この路線に乗っても行きたい場所には行けない・・・戻ろう」と、はっきり意識して、本当に乗りたい路線のホームに向かって歩き始めました。


この先、もっと意識的に、自分の求める新しい道を選択して行ける自分になるのかな、と、目覚めた時にぼんやり思いました。