質量保存の法則のようなもの

学生の頃、理科で習った「質量保存の法則」。

物質が化学反応をする前と後とで、物質の質量は釣り合っている、という法則です。

この理論・・・「自分なんてこの世界に必要ない」って思っていた学生時代の自分の心に、不思議に優しく浸透して来ました。。

物質が化学反応を起こして、変化して、変化して、変化して・・・それでも物質は、「無」にはならない。
姿は変わるけど、元素レベルでは、ぶれずに、確かに、一人前(?)に存在している。

さまざまに姿を変えながらも、元素の個性を保ったまま、この地球にあり続けている。

人も同じ、と、思えました。

一つの人生の中で、生まれて死んでいくまでに体や心が変化しても、同じ一人の人。
出会う人間関係の中で、さまざまな役割を担ったり、葛藤したり、悩んだり、よろこびを分け合ったり、別れたり、新たに出会ったりしても、その人は、脈々と、その人。

そして、一つの人生を終えても質量保存のように、この3次元とは別の次元にあり、変化して、変化して、変化して・・・
転生を繰り返しながら、喜怒哀楽の経験を積み重ねながら、その魂は、元素のように、ぶれずに、ある。

不必要な人生、不必要な人間、不必要な魂なんて、無い。
というか、不必要でいられない!!(゜ロ゜ノ)ノ

冴えない、情けない、弱い、暗い、間違いっぱなしな自分だとしても、それは化学反応みたいなもので、元素が他の物質と反応を起こして、変化しているだけ。

好き嫌いとか、使える使えないといった、人の浅知恵で、ジャッジされて揺れてるだけ。

おおもとにあるものは、変わらない。
消えたりしない。

だから、何というか・・・

いなくて良い人間などいない。ダメダメな毎日だとしても、それは魂がこの世で化学反応を起こして見せている、一つの形態であって、どんな魂も、堂々と、そこにいて良い。

・・・っていうか、魂は、「ダメダメな自分」という状態を経験したくて、地球に化学反応しにやって来たように思えます。

「自分って、こういうシチュエーションだとどんな反応を起こすんだろう?」
と、アトラクション感覚で、新たな自分を発見しに来てるような・・・

「暇をもて余した神々の遊び」という感じで(古っ!f(^^;)

人が生きるってそういう感じだな・・・と。。